アレコー（SSQ2）

アレックス（アレクサンダー・ブレイド　Alexander Blade）

――迷宮に潜るのに理由とかいるのか？　楽しいだろ！　未知との遭遇！
――強敵だからってビビるかよ！　絶対に越えてやるからな！　オレは、進むのをやめねぇぞ！！

　童顔だがアベと同い年の幼馴染。ピンクの鎧がトレードマークの、元ムーランルージュC班のリーダー。エトリア時代は斧使いだったが、思うところあって、ハイラガ移住を機に剣に宗旨替えした。
　責任感と正義感が強い脳筋で、「何故迷宮にもぐるかって？　そこに迷宮があるからだ！」「約束は大事だろ」「敵は斬る。仲間は守る」というわかりやすいタイプ。

　最初は実家の農家を継ぎたくなくて、モラトリアムしたいという下心からアベの因縁に便乗……付き合ってエトリアに上京。
　そこで未知の世界に触れる楽しさを知り、好奇心に火がついて樹海探索に目覚めて、冒険ロマン野郎に成長。
　「毎日が楽しくて仕方ない、冒険者はオレの天職だ」とまで言い切るまでにメガ進化。
　エトリア踏破後はアベを連れてハイラガにきた。目的を達成したのに自分の冒険についてきてくれるアベには感謝している。

　罠だと分かっていても、何が起こるかが気になって、万全の準備をしてから笑顔で踏み抜く迷惑な奴。
　それで危ない目に遭うこともあるが、第六感と角鈴と地力と仲間と糸のおかげで生き延びてきた。
　困った奴だが、何度失敗しても決してめげず、負けても誰も責めず、「次は勝てる」と仲間を励ます、まっすぐな強さがある。
　そんな性格だから、迷惑をかけても失敗してもやらかしても、憎めないみんなのリーダーとして愛される。欠点だらけで、魅力もたくさんある。迷惑をかけても許してもらえるし、自分も許す、そういう人間。

　真面目になるときやしみじみしたとき、アベを昔からの呼び名「コージ」で呼ぶ。

口調：オレ、おまえ、呼び捨て、あいつ／熱血青年／！が多い。声がでかい。
好きな料理：揚げものと炭水化物。グラタンコロッケバーガーとかあれば飛びつく。シチューやハンバーグも好き。ザ・子供舌。
嫌いな料理：辛いもの。ただしカレーは好き（中辛派）。子供味覚。欧風カレーはいけてタイカレーはだめなやつ。やっぱり子供舌。
酒：飲むとキラキラしながら迷宮のロマンを語り、同じ話を何度もする。そして翌日は記憶がなくて二日酔い。




アベ（アベ・コウジロウ・フサノブ　安部 公次郎 房信）

――なぜ強くなるのか？　……いずれ必要になった時のために、だ。いざとなって無力を嘆くのは御免なのでな。
――冷静になれ、アレクサンダー！！　今は退くべき時だ！

　顔も性格も老けているがアレックスと同い年の幼馴染。昔は寡黙でクールだったが、仇討ち完了後はそうでもなくなった。古代語の嗜みがある。

　幼かった自分に瀕死の傷を負わせた「はぐれアイスシザーズ」を探して倒すためにエトリア樹海に挑んだ。五層にて無事に決着をつけたのち、C班の皆とともにハイラガへ。
　それは己の剣を高めるためでもあり、仲間たちへの恩返しでもある。
　自分の因縁に付き合ってくれた仲間、とくに故郷から共にきてくれたアレックスを、今度は自分が助ける番だという思いがある。共にきた理由が「モラトリアムしたくて便乗」なのも長い付き合いなので分かっているが、それでも……いや、むしろ、モラトリアムを望んだ親友が、これほどまでに強く願うものを見つけたのが嬉しい。
　※ほもではない。

　移住後の悲しみはエトリアでの必殺技だった「一刀両断☆」がハイラガの魔物には通用しないことだったが、一閃の存在と本人と首討ちのレベルが上がってきてからは、結構首討ちが決まるようになったので少し癒えた。

　本名が長くてギルドに登録できないため愛称で通す友を、たまに本名で「アレクサンダー」と呼ぶ。たしなめる時や、真面目な話をする時など。
　※ほもではない。

口調：私、お前、（稀に）君、（キレると）俺、貴様、呼び捨て／エトリアの頃に比べると憑きものが落ちたように落ち着いた
好きな料理：魚と卵とこんにゃくとモチ。卵はゆでたまご派。つまりおでん愛。
苦手な料理：甘いものと冷たいもの。かき氷は鬼門。
酒：嗜む程度。「注がれた盃は干すのが武士」とか言ってるので強引に酌すれば飲むが、酔わせると目がすわって黙りこむ。