冒険者の立場とは

※これは「りゅぬSQ」の取扱説明書であり、違う説やそれを唱える方を否定するものではありません。

■冒険者の立場

憧れる者は多くとも、なれる者は少ない狭き門、
憧れる者は多くとも、その全てが志すわけでもない茨の道。
続けることに疲れ果てる者もいれば、続けることで輝く者もあり、
夢と共に死ぬ覚悟があれば、夢を追うことは誰にでもできる。

うちの世界樹での冒険者は、漫画家とか小説家とかミュージシャンとか、アーティスト的な何かなんじゃないかなという想定です。（職に対して勝手に持ってるイメージであり、リアルのその職に喧嘩売ってるわけではないです）

1000万部を売り上げる漫画家がいれば、デビューだけして鳴かず飛ばずの漫画家もいるように。

作品に命を救われたと言う読者もいれば、漫画家あってこそ仕事になる出版関係者もいれば、漫画なんて低俗で暴力的だと否定する人もいる。国によっては漫画自体を偶像崇拝として禁じるけれど、一方で国を挙げて産業として盛り上げようとする（割にアニメーターの待遇……いやこの話は今はやめておこう）、そういう感じの。

子供が漫画家になりたいと言った時に好きなことをやれと言う親もいれば、どうにか手を尽くして止めるよう説得する親も、勘当だと家を追い出す親もいるように――
子供が冒険者になりたいと言った時の親の反応も家それぞれ、出身地それぞれ。

一言で言うと「殺伐としてないよくあるファンタジー」かな……
中には、国では犯罪者なのでハイラガで冒険者になるしかなかったのも、いますけども。


■HPと戦闘不能

TRPGとかだと、システムによっては「最大HPの○％を（一度に）失うと気絶判定」とか「HPが○点以下になると行動の成功率が下がる」というルールがあったりするんだけど、うちでは世界樹のHPも「このラインまでなら怪我をしても通常通りのパフォーマンスで動ける範囲」のことだと解釈しています。気絶ライン。決死の覚悟とかはこの気絶ラインに到達しつつも何とか耐えてる感じ。

HP0＝瀕死　だと、HP1でも元気に暴れられるのとか、宿ですぐ復活できるのがおかしいんでは？ってなるので、うちではこの説を採用しています。
HP0程度ならまだ腕もげたり内臓飛び出したりしてないけど、HP0の状態だと動きに支障はあるので、とどめを刺されると死ぬ（アリアンロッドRPG準拠）。

ただ逆に、HP0瀕死説でないと説明できない現象「でも他の冒険者ギルドとかわりとすぐ死ぬやん？」もあるので、結局どっちの説も完全に説明はできないわけで。
そこはもうゲームシステムの話なので、大事なのは自分の世界観とのすり合わせ次第だと考えます。うちはこんなだけど、「HP0=瀕死説」の方が描く、血と骨と死の臭いがするサツバツ世界樹ワールドも自分では書かないけど普通に面白く読むし。
冒険者は軽率に腕がもげたり全滅したりしてもいいし、早めのラインで危険を感じて帰ってきてもいい、その自由さが世界樹。

うちの世界樹でも、ものすごいオーバーキルされたら普通に死ぬかもしれないけど、そのへんは……鋼鉄のペットの話はしてはだめだ。


■全滅（SQとSSQ）

上のHP周りの前提を踏まえて、全滅についての想定。

全滅は場合によって「最後の一人が倒れながらもなんとか鈴と糸を使った」「死に物狂いで逃げてきたので何があったかも覚えていない」「通りすがりの冒険者ギルドに助けてもらった」「夢オチ」「一撃死して誰も助からなかったので、これは別の世界線の物語」あたりでなんかこう……　ドラマチックに道半ばで死ぬのもそれはそれでいいと思ってるので、if時空というものが無数にある。


■全滅（SQD）

アスラーガは公式で死なないから逆に全滅時の心理描写に困ります。
失うものがアイテムだけなので（それが辛いんだけど）どうキャラクターに全滅の重みを感じさせたらいいのか……
今のところはユズの「迷宮で負った身体の傷は消えても、折れた心や痛みの記憶はすぐには治らないから」という言葉がしっくりきている。